マテオチャンスを知った時、DAVE MATEOはもういなかった

けん玉にまつわるもろもろをなんとか言葉で伝えようとするブログです

I’m in love with the shape of ken

随分お休みしてしまったなぁ…

ずっと我慢しながらだましだまし付き合ってきた手首と肘の痛みがいよいよ酷くなり、1ヶ月以上治療に専念してはみたけれど…

禁断症状が限界になりけん玉してまた悪化 → 治療で休む → また禁断症状が…を繰り返すおバカぶりに自分でゲンナリ

とは言え、なかなか良くならないので毎日2時間とか3時間も練習するようなことは全くなくなった。

なので、今までけん玉していた時間を使って普段書けない面倒な記事を書こうかと。
けん玉できなくてもけん玉のことは知りたいのだ…

テーマはズバリ「けんのシェイプ」の進化とその歴史。

ここ数年の「けん玉の大型化」「ベアリング・ルナホールの一般化」「塗装の進化」は新しいトリックへの扉のカギを次々に開いてきた。

月面系、静止系トリック(それ乗るの?!みたいなの増えたよねー)の多様化、ジャグ/フリップ/風車からの連続技の多回転化、複雑化は今やとどまるところを知らない。
タップの一般化も著しい。

ダマーたちのまだ見ぬトリックへの好奇心や創造性が失われない限り、けんのシェイプの進化にも終わりはないだろう。

だが、現状その進化のスピードはあまりにも早い。
けん玉ワールドカップ以前と以後で比べたら変化率の差がエグい。
今記録に残さないと永遠にこの激動の時代の詳細がわからなくなってしまうのではないか、という謎の使命感スイッチがONに…

けん玉界の深淵を這いずり回る零細ブログにはちょっと荷が重すぎるテーマな気もするが…
己が知りたいなら調べる、書きたいなら書く、
このブログにあるのはそんな諦念と言うかヤケクソに近い思いだけだ。

実際やってみたらイメージ通りなんてものを完全に飛び越えて単なる修羅の道だったわけだが…

でもやるんだよ。てかやったよ。

主要メーカーのインスタをひたすら過去へ過去へと潜り続ける日々。
ミュージシャンのディスコグラフィ的に今まで発売したけん玉の詳細をホームページに載せてくれてたりすると分かりやすいんだけど、マジでそんな親切なメーカーは一つもない。

みんな、もうちょっと過去も大事にしよ?

 

ひさびさに書いてるせいか、前置きが長くなってしまった。
さっさと修羅の道のりをさらしていくか…

 

シェイプの歴史、いきなりこの数週間のずんずん調査*1の結晶から見せてしまおう。

インスタにもあげたヤツの増補版。

はい、どどん!(たまに使うこの効果音的なヤツ、てる挑のオマージュだと気づいた人はいるのだろうか…)

まずは表の見方から。

青色のグラデーション:ルナホールなし

黄色のグラデーション:ルナホールあり

・色が濃くなるほどけんのサイズが長い(〜16cm/〜16.5cm/〜17cmの3段階)

・横棒が太くなるほど皿のサイズが大きい(S/M/Lの3段階)

皿のサイズに関しては明確な数字に基づく分け方はしていない、と言うか世に出てる情報が少な過ぎてできなかった。

S:〜JKA=日本けん玉協会認定サイズまで
M:〜KROM POPまで(大型化初期)
L:~SWEETS AMPEDまで(大型化成熟期)

みたいな感じでざっくり分けている。
PRIME以降のサイズは全部Ⅼって感じなのでかなり粗い分類。

正確性(なんてもんは調べ始めて5分であきらめた…)よりは、大きな流れ=「大型化」と「ルナホールの一般化」が視覚的に伝わることを意識している。

他にも一発屋的なシェイプや重要な技術革新などはメモでポップアップ表記。

古くからけん玉シーンを盛り上げ続けてくれている古参メーカーはできるだけ入れたつもりだけど、既に廃業したメーカーについては一部を除いてほぼ言及していない。
情報と知識と時間の全部が不足しているのだ…

パッと見ただけでもどんどんルナホールありの黄色いバーが増えて、2022年5月現在、16.5cmまでのサイズのルナホールありで皿もデカいモデルが最大シェアであることがわかる。
もちろんすべてのメーカーを網羅してるわけじゃないのでざっくりとした結論ではあるが。

そして元祖ルナホール、「夢元無双」発祥の地でありながら、日本のメーカーは意外とルナホールの導入に関しては保守的、ということも何となく見えてくる。
それもここ1、2年で一気に潮目が変わってきた感じするけど。

スーラボは過去にシグネチャーモデルでルナホールありもあったり、別途追加サービスで穴開け加工なんてニッチなことをやっているけど、基本的にはルナホール開けない派だ。
これはそれをしなくてもけんのバランスに絶対の自信があるからだろうか。

実はこんな記事書いてるクセにスーラボのけん、使ったことないんだよな…
単なるモグリやん…すんません。いつか買おういつか買おうと思いつつ…

他にもKROMのworm holeやアナログのportal、activekendamaのhollow coreなんかは厳密にはルナホールとひとまとめにするのは微妙なデザインではあるけど…
中皿に加工する意図は同じなのでルナホールのくくりに入れてます。

 

さてここからはその時代時代を彩ったメーカーや歴史上重要な転換点となったシェイプについて語りたい。

ちなみに2020年ぐらいまでリアルタイムでその時代のけん玉にも熱気にも情報にも触れていないので勘違いや単なる確認ミスなどいろいろやらかしてるかもしれません。

気になったらご指摘ください。むしろ喜んで訂正します。当時を知る人の話聞きたい!

あとそもそも持ってるけん玉が偏ってるのでセレクトもめっちゃ偏ってます!

 

【MUGENMUSOU】

www.youtube.com

まず、今回過去のデータを調べて改めてすごさを知ったのがイワタ木工の夢元無双だ。

このビデオ冒頭での岩田さんの発言、
「僕はもう夢元を作ることができません」
「でも、新しい夢元だったらつくることができます!」
ってヤツ、リアルタイムで待ってた人、マジで泣いたんじゃない?

再始動した翌2013年にドロップしたこのモデル、夢元無双にけん玉の歴史を塗り替える新技術、ルナホールが採用されている。

中皿をくり抜くことで重心を皿胴に寄せて月面系トリックのメイク率を爆上げする革新的なアイデアだ。

これは月面着陸の民主化と言っても過言ではない。

思うに2013年はこの革新的アイデアにとってきっと早過ぎた。
フォロワーであるKROMのslaydawgの登場まで3年を待たねばならなかったのだから。

そして今やこの手法は世界中のあらゆるけん玉メーカーにフォロワーを生み、完全に主流化した。

そしてもう一つの夢元無双の代名詞、樹脂製の取替式けん先も同時に導入されている。

紐穴も今のスリット式でこそないが、限りなくけん先に近い位置にある。

イワタ木工の岩田氏こそは真のイノベーターの1人だ。

夢元無双の歴史をちょいと辿ると出るわ出るわ、よそでやってないチャレンジてんこ盛り。

・DUAL ANGLE EDGED

画像を見ればわかるように、フチに2段階の角度が付いている。
この加工は大皿小皿だけでなく中皿のフチと玉の穴にも施されている。
クソカッコ良くてかつフチめっちゃ乗りそう。
デザイン性と機能性の理想的融合!…復活希望。

・スリット式紐穴
これも上の画像でわかるように紐穴がけん先すぐ横にスリット式で入っている。
単純に縦回転めっちゃラクなんよー。

・SPINDLE

 
 
 
 
 
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風車のひっかかりを良くするために皿胴を掘り込み、その部分に手汗を吸収しないように特殊な塗装を施す、というアイデア
とかく重心だけが論点になりがちな風車月面問題への斬新なアプローチ。
コレも復活希望!

 

・先端樹脂コーティング

 
 
 
 
 
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瞬着だと固すぎて玉が傷付きがちだけど、ちょうどいい固さでけんも玉も長持ち。
いや、本当にいろいろやってるな…

・けん先取り替え

kendamashopyume.shop

先端だけでなく、けん先丸っと取替にすることで、樹脂ではなく木製のけん先でありながら交換可能となった。

 

…とまぁこんな感じで毎回他でやってないアイデアを必ずぶち込んでくる。

常にプレーヤーにとっての快適さのみを追求するストイックな姿勢がこれらの革新的な加工技術を生み出しているのは明白だ。

ちなみに夢元(無双)については、スピンギア田島さんのこのブログが超詳しい。↓

spingear.jp

僕みたいなにわかと違って2000年以前からリアルタイムで夢元を知る方の貴重な証言の数々!
グッとくるエピソードばかり。

聖地広島に向かって敬礼!

 

【KROM/SLAYDAWG】

 
 
 
 
 
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SLAYDAWGはけん玉が本格的に大型化し、月面系トリックが一般にまで拡がっていくきっかけだったと思う。

夢元無双を祖とするルナホールと、「笑っちゃうほど止まる」という意味のlolスティッキー塗装の導入。
ちなみにlolは傷だらけになるのも笑っちゃうほど速い…

手元にないので正確なけんの長さや皿のサイズがわからないのがもどかしい!
プロモデルだとルナホールなしだったり、いろんなバージョンもあるしな…
発売当時どのショップでもバカ売れだったそうな。響きがカッコいい。

 
 
 
 
 
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そしてその後継機、SLAYDAWG2は何なら皿のサイズで言えば2022年現在でも最大級!
比較的細身のスタイリッシュなシェイプが多いKROMの中では異端と言っても良いファットでどっしりしたシェイプ。
イメージ的にはドム。

ドムカラーのSLAYDAWG2とかアリな気がする。

これ月面も風車もどっちもいけるんだよなー。けんの長さも16.6cmくらいあるし。

KROMの次のシェイプはSLAYDAWGのニューモデルでもアリだと思う。ガツンと長くして。
むしろ時代の流れ的には本命と言ってもいいかもしれない。

 

SWEETS KENDAMAS/PRIME】

 
 
 
 
 
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PRIMEこそけんのシェイプの歴史におけるターニングポイントだった、というのは当時を知る人の複数の証言から立体的に浮かび上がる紛れもない事実だ。

ただ皿が大きくなっただけではなく、皿が大きいけん玉のシルエットはこうなる、という一つの指針を示したことが大きかったのではないだろうか。

そもそもパフォーマンス用のけん玉に代表されるように大きいけん玉自体は昔から存在していた。
ただし、そのシェイプはスタンダードなサイズのバランスから大きく逸脱するものではなかった。

けんの長さを変えずに皿だけを大胆にアップサイズする、というその思い切りがイノベーションだった。

…と見てきたかのように言い切ってるけど、この時期けん玉やっていないのはもちろん、ストリートけん玉事情なんて全く知らないまま生きていたのだった…

実はSWEETSの塗装ではクッションクリアよりスティッキーの歴史の方が新しい、というのも今回調べて初めて知った。

スティッキーはこのPRIMEと同時に発表されている。

けん玉を高性能化させても、高価格化させてしまっては結局マニアックな閉じた世界に向かってしまう。
ハイグリップな塗装でありながら低価格に抑えて手に取りやすくしているのは、けん玉の世界の広がりを考えたらとても意義深いことだなぁ、と感心した次第です、はい。

 

【KROM/POP(BL→CK)】

 
 
 
 
 
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言わずと知れたKROMの定番モデル、POP。

やや小ぶりではあるけれどストリート入門用のけん玉として不動の人気と揺るぎない地位を築いた。
BLはクセの少ないとっつきやすいシェイプだし、名前通りのPOPなカラーバリエーションは選ぶ楽しみもある。
でもそれだけでは日本でのこの人気は説明できないと思う。
やっぱりKROMはマーケティングとスカウティングが抜群に上手かった。

イージーを筆頭にみんな大好きYUIちゃんYUAちゃん、FUJITA SOMA&YOSHIZU KENTAROUの仲良しコンビに個性が過ぎるJourneyという見事なセレクト。

キャラが揃い過ぎている。
そこに世界チャンプ、YASUくんを加えてもう盤石も極まれり。
そりゃみんなKROM買うわ。

今のPOPはシェイプが結構クセのあるCK(※個人の感想です…)に変わり、塗装もラバーからlolに変わっているけど、変わらず人気なのかしら…?

 

【Lunatac/LOON】

 
 
 
 
 
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時代に咲いた徒花?!大皿と小皿のサイズが同じ左右対称なシェイプが野心的。

前から言ってるけどめっちゃ好き。この頃けん玉してなかったことを真剣に悔やむ。
今でも欲しいし、復活して欲しいメーカー。

このシェイプ、実は現状のKWCルールには抵触しない。
左右対称が一般化する世界線はスケボーの歴史を考えたら十分あり得たと思う。

ちゃんとグリップ力としての機能性を意識しているであろうフチのモールドとか、クセがすごいすべり止めとかも全部好き。

クラウドファンディングでもいいんで新作作ってくれないかな…。

 

SWEETS KENDAMAS/BOOST】

 
 
 
 
 
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通算5本買った大好きなシェイプ。

今でもBOOST raderは初心者向けではコスパも性能も最高のけん玉の一つだと思う。

月面とフリップは本当にやりやすい。コレで風車は僕にはマジでムズい。
アッシュのけんオンリーはもう一本買っても良かったな…

 

【Okendamas/ZERO1】

 
 
 
 
 
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www.instagram.com2020年時点で17cmギリギリのけんの長さは早い。
現状KWC出場できるけん玉の中ではサイズ最大級。
最近ジャグの練習でたまに使うんだけどめっちゃやりやすい。
1cmの長さの違いってけん玉では本当に大きい。
単純にキャッチしやすさがぜんぜん違う。

ただ、okendamasについてはrevolutionclearの塗装がすご過ぎてそっちのイメージの方がどうしても強い。

 

JAC/MOONSHOT】

 
 
 
 
 
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玄人好みのイメージが強い(なんか僕みたいなヘタクソが買ってすいません的な…)JACは実は2016年時点でけんの長さを16.7cmにサイズアップしていたトレンド先取りメーカーでもある。

MOONSHOTは最近買った1本しか持ってないのだけど、その1本、MLGSはヤバかった。

0.1mmの小さな溝を玉とフチに施したザ・日本の精密加工技術!って感じのアイデア
こいつのフチがまたエグいほど止まる。濡らすと玉もめっちゃ止まる。

このアイデア、最近出たドリケンのアドバンスドフリップモンスターもほぼおんなじ?
過熱するクリア塗装開発競争とは全く違うアプローチでグリップ力を追求する姿勢が面白い。

 

【Cereal Kendama/Hybrid-2 & Elevate'21】

 
 
 
 
 
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最近この画像左の2本を手に入れたばっかりなのだけど、マジで選ぶの難しいぐらいどっちも最高だった!

向かって一番左のHybrid-2はPerformerとElevateのいいとこどりみたいなイメージ。
分厚い皿胴で月面系には最高なバランス。ほとんど水平に近い角度で乗ります。
左から2番目の微妙に大きいElevate'21はKWC対応ではMAXサイズ、17cmぴったりのけんがフリップやジャグに最高!…かつ僕のはバンブーだからかエグいぐらいフチも止まる。
月面もHybrid-2ほどじゃないにしても普通にやりやすいし風車もぐるぐる回るしもうバランス最高かよ!

ちなみにこちらの2本を買ったきっかけはまさに今回のブログのために作ったシェイプの年表。

先にインスタにアップしたらCerealの中の人、jonnyyramone(きっとラモーンズ好きなんだろなー)から直接DMもらって、シェイプのExcelシートがおもしろかったから1本買ってくれたらもう1本つけるよ、というまさかの提案…

マジか!とめっちゃ喜んだけど、実はCerealは結構気前良くこういうことをしょっちゅうやってるらしい。

やりとりもすごく丁寧にしてくれてそれだけでかなり好感度高かったんだけど、届いたけんが最高だったんでもう一気にファンになった。
見事に転がされるちょろいおじさんなのであった…

 

まだまだAMPEDとかactivekendamaのhollowcore*2とかスーラボのいろいろとかドリケンのフリップモンスターとかNOVAとか大事なシェイプはいっぱいあるんだろうけど持ってないの多過ぎるし内容が長くなり過ぎるのでここまで!

機会があればまた書きます。

 

それにしても現在までのシェイプの進化を振り返ると改めてここ数年の変化の激しさを思い知る。

この変化は今後も加速していくのか?

一つ大きなポイントとなるのはKWCルールだろう。
現在のKWCルールではけんの高さは17cmまで、皿胴の幅は7.5cmまで、という明確な基準がある。
逆に言えばこの基準があったからこそ、一気にこの基準での限界値まで進化が進んだとも解釈できる。

実際にけんの高さ17cmラインギリギリのシェイプはどんどん増加傾向にある。

ルールというものは基本的にプレーヤーに公平性をもたらす為に存在するが、
全員高さ17cmまで、というルールは果たして公平だろうか。
僕は身長174cmなので、17cmのけんはほぼ身長の1割の高さだけど、これが例えば身長2mの人にとって扱いやすいサイズか、という問いには一考の余地がある。

特にジャグやフリップは長めのけんの方がキャッチできる範囲が広まるので明確にメイク率に影響する要素。
身長と言うより手のサイズが大きいとそれだけけんをキャッチできる範囲はシビアにならざるを得ないだろう。

同様に150cm以下のキッズたちだとどうだろう?
これ、今まであんまり深く考えてこなかったけど、実はめちゃくちゃ有利に働く要素なんでは?
いや、だからキッズが得してる、とか上位をキッズが独占してる理由がコレだ!
とか言うつもりは全くなく、単純にけんのサイズが及ぼすユーザビリティってあるな、ってだけの話で。

将来的にこのけんの高さ17cm、皿胴の幅7.5cmというルール自体に何かしら変更が加わる可能性は決して低くないと思う。

個人的にKROMのロルフには19cmぐらいまでOKにしてあげてもいい気がしている…
一人だけミニチュアけん玉みたいやねん…

今のところ選択肢がCerealのElevateXぐらいしかないけどな!

以上、無責任で雑なこーさつ終わり!

 

最後に実現可能性ほぼゼロな僕の夢シェイプについて語って終わろう。

CerealのElevate'21をベースに、大皿小皿はLOON仕様で同サイズ、フチにはmugenmusouのデュアルアングルとJACのMLGSをセットで装備!
紐穴もmugenmusouのスリット式を導入。
ついでにSPINDLE加工もON!
ルナホールは欲しいけどより万能型にするためにhollowcore仕様だ!
素材はアッシュで皿胴にパープルハートをサンド!

うわ、めっちゃ欲しいな…

なんつーか、手巻き寿司に全部の具を入れるタイプの人間です、はい…

夢シェイプの話、酔っ払ったダマー同士で話したら盛り上がりそう。
機会がある方、ぜひ。

今回のネタ、インスタで先に年表だけアップしたら物好きなダマーさんたちから結構好評だったので、けん玉メーカーの中の人はもっとサイズスペックを細かく載せて欲しいもんである。
ガンプラ組み立てずに設計図の性能諸元ばっかり見てジェネレータ出力覚えてたタイプの人間です、はい…

物好きなダマー代表でこんな人いた↓
dama.dex
この世のすべてのけん玉のサイズを測る、というシンプルかつ狂気に満ちたミッションを掲げるイカれたサイトを運営していらっしゃいます。これ↓

damadex.com

ミニマルなサイトデザインもわかりやすくかつオシャレで好きなテイスト。

このサイトではBOOSTの長さが159.5mmとあり、自分のは162mmぐらいだったので改めてシェイプの道は修羅の道との思いを強くした次第。

個体差…なのか?にしては大きくない?

個体差と言えばいつものやつ忘れてた。最後と言いながら引っ張ってすんません。

けん玉は個体差があるので同じけん玉でも使用感は個体ごと、使う人の好みによって全く違います。

つまり、今回の内容は全て、※個人の感想です

ってことで、よろしくお願いします!

いやー、今回はマジで疲れたな。こんなニッチな話題でまた9千字も書いてるし。

自己満の極み、これにて終了。

*1:ホリイのずんずん調査より…40代にとっての少年ジャンプ、週刊文春で今も連載中の超絶アナログ調査企画。

*2:ルナホール開けてからフタをする、という面白いアイデア