腰痛が酷い時に途中まで書きかけて放置していたネタを今さら供養します…
(実はあと2本そーゆーの放置してる…)
世間がSWEETSのGシェイプやらKUSAのJETシェイプで盛り上がっていた時、
はるか東欧ブルガリアのけん玉をブラックフライデーに購入していたのだった。
我ながらズレてんなー、とは思いつつ、
以前okendamaを初めて買った時のようなヤバい予感(根拠はない。ただのカン)がしてふと気がつけば秒速でDHLを選んで決定ボタンを押していた。
Okendamaについては過去記事参照↓
そんな感じで今回はひさびさのクセスゴけん玉メーカー紹介!
Kendama BulgariaのThe Secret Shapeは大型化、長大化、ルナホール装備、というここ数年のトレンドをすべて押さえているのにもかかわらず、
「なぜこうなった」と問いたくなるあまりにも特徴的過ぎるシェイプである。
まだ日本にはほとんど入ってきていないと思う。
一見して異彩と怪しい魅力を放つこのけん玉の秘密を解き明かしていこう。
Kendama Bulgaria とThe Secret Shapeの特徴
①けんがデカい
それは剣と言うにはあまりにも大きすぎた
大きく 分厚く 重く…
(ベルセルク/©︎三浦健太郎)
なんてことをつい言いたくなるマッシブなシェイプ。
似たようなことをokendamaの時にも言ってた気がするが…
スタイリッシュ?犬にでも食わせとけよ!的な無骨全開シェイプ。
ただし!けんの長さは172mmなのでけん玉ワールドカップに出れないんだよー…とほほ。
あえて、なのだろうか?
大空と比べるとこんな感じ↓
②玉もデカい
64mmぐらい?そして玉穴の直径は26mmもある…いや、だからけん玉ワールドカップ出る気なしか!
けん先も極太。
穴ガバガバなことで一部で有名?なokendamaのrevolutionclearの玉ならけん先とは合う。
玉のサイズはけんと比べるとやや小さくなるけど普通に使えた。
↑この通り。とにかく入口ガッバガバ。
ちなみにスティッキーペイントの中ではかなり止まる方ではある。
だが、あまりにも入口ガバガバ過ぎて刺さった状態からの多回転のはねけんやフリップにかなり難アリ。
全然けん先が引っかからない…
62mmサイズの他メーカーの玉とスワップするの推奨。
③ふちのグリップ力とそのアイデアがヤバい
うぐいす、アンダーバード、中皿極意の位置にモールドが中心に向かって同心円状に彫られている。
ちょうど玉穴の両サイドとガッチリ噛み合うようになっており、コイツのグリップ力がハンパない。
今までもJACのMLGSや、kendamaisraelのC-BROTHERのいくつかのモデルなどはふちにモールドが施されており、それが静止系のトリックでグリップ力を発揮していた。
それらも含む既存のけん玉は使い込めば使い込むほど静止系のグリップ力がどんどん増すようになっていた。
しかしこのSECRET KENDAMAは違う。
エッジの立った新品の時の噛み具合が神。
正直チート感ある…
むしろ使い込んでふち育ったら…
普通のけん玉になっちゃうかも?
④ルナホールがクソ深い
皿胴の手前あたりまで2段階に掘り込まれている。
人差し指の第二関節まですっぽり全部入る。
灯台の為に中皿大きくしたら重くなり過ぎたもんで、けん太っとくしてめっちゃ奥まで削ったりましたわー、的な。
…だけど、ちゃんとプレイヤビリティを追求した意味のあるデザインになっているように感じる。
シェイプに関してはそんな感じかなー。
皿もけんもデカいのと、フチの加工の恩恵で静止系全般、月面系、ジャグ、フリップなどに大きく強みがあるけん玉だと言える。
特にジャグはデカいのって正義!と改めて思う投げやすさとキャッチしやすさ。
難点は先述の通りけん玉ワールドカップに適合していないことと、風車とはねけん系に適性が低いことだろうか。
玉の穴は本当に明らかに穴がデカ過ぎて引っ掛けにくいし、入った後に抜けやすい。
ここ改良してくれたらマジ最高。
⑤やたら気前が良い
あれ?これまたokendamaの時にも同じことを書いていたような…
新興メーカーは宣伝の意味もあってか、最初やたらと気前が良い場合がある。
今回だとけん玉1本買っただけで、
・替紐10本:多過ぎ
・ベアリング:コレは普通に1個だけ
・オリジナルスプレーオイル:ふちにスプレーして使うとグリップ力が増し増しですぜダンナ、という邪道を無邪気に全力でオススメしていた。
・けん玉ホルダー:いわゆるGTで言うところのサイドキックタイプ
・20%OFFクーポン:次回使えるコード
・謎のビーズいっぱい:コレはマジで謎
などなど盛りだくさん。
たぶんまだしばらくは結構サービスしてくれるんじゃないかなー?
いっぱいもらったけど逆にささやかな発信力しかなくてなんか申し訳ない…
⑥やたら熱い
直筆の手書きがね…やたらと長いんですよ!
ブルガリアの公用語はロシアと同じキリル文字を使ったブルガリア語らしいんですが、ちゃんと極東の日本人にもわかるように英語で A4両面!にびっしり。
日本にこのけん玉を届けられて嬉しい!いつかワールドカップで会えたら良いね!みたいなことを書いてくれている。
いや、アンタんとこのけん玉では出れへんけどな!と秒でツッコんでしまったが。
小さいメーカーだけどプライドと情熱を持ってやっていることがすぐわかる。
こんなの…応援するに決まってるやん!
もちろんけん玉自体にアイデアとチャレンジスピリッツを感じたからだけど。
そんなわけでKENDAMA BULGARIA、かなりクセが強いが、
試してみる価値は間違いなくあると思う。
珍しく短くまとまった。