マテオチャンスを知った時、DAVE MATEOはもういなかった

けん玉にまつわるもろもろをなんとか言葉で伝えようとするブログです

すべらない話

ダマーは誰でも一つはすべらないけん玉を持っているが、それは何度も使っているうちにすべるようになるものである。
もっとずっと使い続けられるすべらないけん玉ってないのだろうか…
まぁフリクションクリアの玉1個持ってれば相当保つんだけども。

でもね、もっと安価でハイグリップなけん玉を手に入れる方法はあるのだ。

別にもったいぶるほどのことではないのでさっさとぶっちゃけてしまうと、皿にすべり止め剤を塗る、コレだけ。

一番有名なJACのSARAGOOはずっと品切れだけど、僕もインスタで教えてもらったスベラナイン、コイツが超オススメ。

見た目は完全に木工ボンド。
けん玉専用では全くない、ザ・実用品。
白い液状のラバー剤を皿に塗りたくると30分〜1時間程度で完全な透明になり、適度な粘着性が残る。
完全な硬化には丸一日ほどかかるけど、その後のグリップ力はヤバい。

 

買ってすぐに腰を痛めたせいでしばらく使っていなかったNew Laced Kendama(Gruntシェイプ)は玉が無塗装なのでやっぱり永遠の初心者、おじさんダマーには正直ツラい。

↑コレ。Gruntシェイプのニューモデルは今ならまだmazaru_tyst(マザルさん)がやっているSummerSaltsで買えるかも。

ホコリをかぶっていたかわいそうなそいつにふと思いついてスベラナインを塗ってみたら…
コレが大当たり!

皿と玉の両方に塗ってみたら、月面はしっかり止まるのに灯台ラクに調整できるという見事な扱いやすさ!

玉にはベトベトするような気持ち悪さはなく、むしろしっとりとした触り心地は某ラ◯ノクリアを思わせる気持ち良さ。

何コレ?もっと早く使えば良かった!

 

スベラナイン自体は前から持っていたのだけど、当時Okendamaのレボリューションクリアの玉*1を手に入れたばかりでそればっかり使ってたから特にそれ以外でグリップ力を必要としていなかったのだ。

New Laced KendamaのGruntシェイプは元々僕の持ってるけん玉で一番皿がデカいけん玉だったので、スベラナインでカスタムされた結果、見事な月面マシーンと化した。

とにかくバックフリップやトレがバシバシ決まる。
kendama europeのrecordplusとレボリューションクリアのセットアップ以外で裏月の2回転トレが決められるとは思わなかった。
Wong tapもめっちゃクリーンに決まった↓

 
 
 
 
 
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ナッティのけん玉にたった500円やそこらのラバー剤塗っただけなのに。

まだそんなに長期間使ってないので耐久性は分からんけど、そもそも安いので剥がれたらまた塗りゃ良いんである。

たっぷり塗っても全然大丈夫。

とりあえず僕の持ってるけん玉の中では(レボリューションクリアを除けば)1、2を争うグリップ力で見事レギュラー入りを果たした。

しかも硬化すると透明になるので見た目は全然変わらないのがいい。

 

前回マテオの話でなんかピュアぶってたクセに急にゲスな話しよんな、このおっさん…とか思った方いるかしら…?
いや、まあその通りですよ。邪道、だとは思う。
でも「どこからがズルっこでどこまでが純粋なスキルか」
なんて全然単純な問題じゃないと思う。

スベラナインはダメだけどスプレーで水シュッシュはOKなんてことはないと思うし、
それダメなら当然穴ペロもダメでしょ、ってなるし。

使い込んで止まりやすくなった穴はOKで穴ペロダメ、ってのもなんかもやっとする。

そもそも塗装してる玉や皿をOKにするなら全部OKだろう…

だからそんなの細かく線引きしようとすればするだけ不毛なんじゃないか、と。
けん玉の原点は遊びなんだから、遊びを楽しくするための工夫は全部アリでいいんじゃないのってぼんやり思ってる(※個人の意見です)。

邪道って、正道みたいなもんがある前提の話だから。
それがあると信じていてそっちの方が楽しい、って人はその道を行けばいいと思う。

どっちも楽しい、って人もいるし、人それぞれ自由に楽しめばいいさー*2

一方で競技として考えた時に、あらゆるスポーツで技術革新や新戦術とルールのせめぎ合いが起き続けていることは歴史が証明している。*3

そこに一定の線引きが必要なのは当然だし、その匙加減を考える側は大変だよなー、と他人事として思う…

…はっ!なんか雑な考察で話それすぎ!

 

そんなわけでとても便利なスベラナインなんだけども無垢の大空には塗る気にならないんだよなー。なんでだろう?
お前はそのままでいてくれ、みたいな…

海外メーカーのデカいけん玉に慣れきったダマーでも、たまに穴も小さくて回転も見にくくて皿も小さくてなんのグリップも効かない無塗装の大空で無心に練習したくなることだってあるのだ。

汚れおじさんダマーにも一寸の魂、ってことで。
ちなみにベアリングだけは大空にも付ける派。

 

今日は短いけどこれだけ。
スベラナイン、気になったらぜひお試しを。
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*1:最近カラフルなものが多いレボだけど、なんだかんだ言ってこの4本ラインのアッシュを越えるグリップにはまだ出会っていない

*2:ここ、わかる人だけ沖縄のおばあ風で読んでください

*3:水泳におけるレーザーレーサーとかバサロ泳法とか、スキーのジャンプなんかもいろいろ細かいレギュレーション変更ありますよねー…だいたい日本が勝つとレギュレーション変わる説もあるけど…