マテオチャンスを知った時、DAVE MATEOはもういなかった

けん玉にまつわるもろもろをなんとか言葉で伝えようとするブログです

けん玉DIYその3 けん先リペア

だいぶ前にけん玉にも金継ぎ*1的な修復技術があればいいのになー、なんて願望をブログに書いた記憶があるんだけど、あった、と言うかやった人いた!…のでパクった!というのが今回の話。

そのmazaru_tyst(マザル)さんのやり方はインスタに公開済みなのでそちらをチェック!→https://www.instagram.com/p/CfkmVgTpafX/……しちゃうと話終わっちゃうので材料費数百円、UVレジンを使えば1時間で完成、と超お手軽にアレンジしたバージョンをご紹介。

最近けん玉やってる時間より変なデータ作ったりレジン削ってる時間の方が長い系ダマー…

働けど働けどちっともお金は増えずじっと手を見過ぎな日々に差し込む一筋の光明。

もう使えないと思っていたけん玉が蘇る!(けん先限定だけど)

シュトロハイムが世界一ィィィの科学力でアレして戻ってきた的な!

カメハメ死んだと思ったらテリーマンが二代目キン肉マングレートに的な!

王大人(ワンターレン)に死亡確認された人たち的な!

ピッコロが屈辱の雑魚扱いを経てネイルと合体したら最強的な!(マジ一瞬だったけど)

首チョンパされたカイトが幼女に転生的な!

ベンジェン叔父さん死んだと思ってたら半分ナイトウォーカー化して生き延びた的な!(急に北朝鮮と日本でだけ全く流行ってない海外ドラマの例やめろ)

アイアンフリル伝説のセンターがゾンビとなってフランシュシュに的な!

脳内にあるマンガとアニメとドラマの記憶を辿っていたら永遠に続けられそうだからそろそろやめるか…

あきらめたらそこで試合終了ですよ(注釈なんて野暮はしませんよ)

あきらめなければ終わりは始まりへ変わる(©フランシュシュ/ヨミガエレより)

んなわけでネバーギブアップ!けん先まっ平になったけん玉たちを冥界から召喚せよ!!
なんでKWC2日前にこんな記事書いてんのかって?そんなの自分にもわかんないよ!!

 

【用意するもの】

・けん先がちびって短くなったけん玉

・UVレジン(100均でOK)

・UVライト(100均でOKだけど僕は奥さんのヤツ借りてます)

・ネイル用トップコート(100均でOK)

蓄光パウダー(100均でOK。コレはお好みで)

・透明袋(小さいPP袋とかなんでもOK)

・クリアテープ

・ヤスリ

・サンドペーパー

・スポンジヤスリ

僕はほとんどセリアでそろえました。
セリアのUVレジンは色も豊富で使いやすくておすすめ。↓



 

【やり方】

①前準備=平らなけん先をヤスリで尖らせる

↑これぐらいやっておけば大丈夫。どうせ隠れるから、と横着してこの工程をすっ飛ばすとすぐけん先がポロリしてしまう。
しっかり尖らせておくと、レジンのけん先部分が「乗せる」ではなく「被せる」状態になるのでそう簡単に外れなくなる。

ツルツルになるまで仕上げる必要はなく、むしろザラザラで粗めの方がしっかりレジン部分と噛み合って強度を増すイメージ。

8/8追記
フチだけ平らに削ってみた。↓

木の部分とレジンの境目がはっきりするので、夢元無双の取替式先端みたいな見た目で良い感じになる。
強度的にも良さそうな気がする。
3色塗分けバージョンにした!↓

 

②けん先にクリアテープを巻く
UVレジンを使うので、UVライトがレジンに届くようにクリアテープを使う。

梱包に使うものなら何でもいいとは思うけど、正直ちょっとだけ値の張る厚みのあるテープの方が扱いやすい。何より剥がしやすいし跡も残りづらい。

完成時のけんの高さの位置で巻く。

 

③レジンに蓄光パウダーを混ぜる

これは蓄光にしたい場合だけ。しない場合は飛ばしてください。

透明袋を5cm四方ぐらいの大きさに切る。(ペラペラじゃなくて厚みがあるものがいい)
片側に切り込みを入れて開いたら、そこにレジンを注いで広げる。
セリアのUVレジン(4g)なら全部出してしまうぐらいでちょうどいい。

そこに蓄光パウダーを適量(マジ適当です…)かけて爪楊枝などで混ぜる。

しっかり混ぜたら透明袋の先を2ミリぐらい開くように斜めに切る。

 

④クリアテープで作った筒状の空間に「レジンをちょっとずつ注ぐ→UVライトで固める」を繰り返す

蓄光にしている場合はレジンを生クリーム絞る時のように袋の先に集めてちょっとずつ注ぐ。

レジン液をそのまま使う場合はセリアのだとそもそもスポイトみたいな先端になっているので普通に注げば大丈夫だった。

ちょっとずつ注ぐ理由はしっかりレジンを固めるため。
一気に注いだ方が層に分かれなくはなるけど、硬化に時間がかかるし、中がしっかり固まらない恐れがある。

セリアのUVレジンだと3分で十分固まる。

空気が入らないように隙間なく注ぐのが大事。僕は何回か失敗して気泡部分を削った後にレジンを上塗りしてリカバーしたりもした。
レジンが固くてなかなか下の方まで埋まらない場合はけんをトントンと床に打ち付けてレジンを下に降ろす。

大体3~4回に分けて「注ぐ→固める」を繰り返し、最終的にクリアテープのフチいっぱいまで埋めて固める。

 

⑥クリアテープを剥がしてけん先を削る

けん先の形は正直お好みで、って感じではあるけど、僕の場合は大体25度~30度ぐらいの角度になるように鉄のヤスリでコツコツ削り、最後はスポンジヤスリで整えるだけ。

最初にザックリ形を整える段階ならカッターや彫刻刀使った方がより時短にはなる。

サンドペーパーはほとんど使わなかった。(単にめんどくさがり…)

うまく削れない時は硬化が中途半端な可能性アリ。外側だけ固まって中が若干柔らかいまま、というパターンは何回かあった。
そんな時は追加でUVライトを当てて硬化させたら大丈夫。

 

⑦けん先にトップコートを塗る→完成

これもセリアのヤツを使ったんだけど速乾45秒!だそうで一瞬。
マザルさんも言ってたけど、そもそもけん先保護は瞬着やめてこれでいいんでは?
めっちゃ塗りやすいし、触った感じもいい。

 

実際に完成したものを使ってみると、拍子抜けするほど違和感がない。
固すぎてすぐ割れるんじゃないか、とか玉にめっちゃ傷付くんじゃないか、とかいろいろ心配してたけど、ハッキリ言って杞憂。

ガンガンスパイクミスっても全然大丈夫。
…いやそもそもスパイクミスると普通に玉に傷は付くけども…別に普段通りだな、って感じ。

もしかしたらボーダーバランスとかはちょっと滑るのかな…?
できないからわかんないや…

あと完全に余談だけど、皿胴が抜けやすかったり深くハマり過ぎたけん玉の対処法としてはマスキングテープ(例によって100均でOK)が一番お手軽でオススメ。
クルっとけんに巻いて皿胴はめ直すだけ。超簡単。

今回記事用にリペアしたヤツがかなり奥まで皿胴ハマってしまってたのでついでに改善。
マジで一気にレギュラー返り咲き!お帰り、相棒(あんた相棒何人おんねん)。

つい楽しすぎてもうこんなにやっちゃった↓

↑やっぱり蓄光楽しい。気分はRAD KENDAMA。
色を何色も重ねて層にしたりすんのもいいかも。

本当にめちゃくちゃ簡単で(蓄光とか余計なことしなければさらにクソ簡単です)サステナボーで単純に作業自体も楽しいので昔お気に入りだった1本をよみがえらせてみません?

これはマジ革命!!何ならチップした箇所も修復できるかも…?とか思ったけどインスタあんまりやらないし硬い床の外でやらないからチップ童貞なんよね…童貞卒業したらやってみるっす。

マザルさんありがとうございました!!

*1:陶器などの割れや欠け、ひびなどを修復する日本の伝統的な修復技法