マテオチャンスを知った時、DAVE MATEOはもういなかった

けん玉にまつわるもろもろをなんとか言葉で伝えようとするブログです

数字で見るけん玉ワールドカップ ー2022予習編ー

今年も気が付けばけん玉ワールドカップ(以下KWCと略す)まであと1週間を切ってしまった。

みなさん練習してますか?

僕はもう新しいトリックを身に付けることはあきらめてひたすらできるトリックを錬磨することのみに集中して1日15分ぐらい…
今の手首と肘の状態だとそれが限界。(とか言いつつ息抜きに紐技やったりしてるけど…)

空いた時間にちまちまとKWC関連のデータを調べたり分析したりが去年よりも捗ったのでそろそろ記事にまとめようかと。

KWCの魅力を「数値化という視点」で再発見してもらえるといいな。

とは言え、「けん玉ワールドカップ」でググってこんなGoogleの深淵を這いずり回るブログに辿り着いたけん玉初心者の方にも楽しんでもらえるようにマニアックになり過ぎないように…

去年は思いつきだけでいろいろなデータをまとめてはみたものの、
正直切り口が甘かったり、結論がわざわざデータにするほどでもなかったり…
若干不完全燃焼気味だったので今回はその辺踏まえてより楽しめる内容にしたいな、と。

まあKWC練習の息抜きにでも読んでもらえれば幸いです。

 

①参加人数の推移

2021年以降、男女ごとのデータがなくなった…LGBTQ的な配慮だろうか…?
なので全体の人数と海外勢のシェアだけでシンプルに。

2016年以降去年までは海外からの参加選手は美しい程の右肩下がりだったが、今年はどうだろう?
たとえ海外選手の参加が少なくても、「ワールドカップ」を名乗る上でレベル的な心配は全くしていない。

過去4人のチャンピオンを輩出した日本のトップクラスは紛れもなく世界でもトップクラスだ。
もしKWCの予選が国別の地区大会だったら、最激戦区は間違いなくここ、日本だろう。

だとしても、名実ともにワールドカップを名乗るなら現状の海外勢の参加状況は寂しい…
もっともっとけん玉シーンを盛り上げる為にも世界中のダマーが集まる「お祭り感」が欲しい!

ま、これはいわゆるニワトリタマゴ問題かもしれないが。

KWCやCATCH&FLOWでジャッジを務める秋元さんは廿日市じゃなければもっと参加数増えるんでは?的なことを言っていた。
将来的に廿日市にこだわらない方が未来が拓けるならそれも全然アリだとは思う。

毎年夏になると成田空港に首にけん玉ぶら下げたロン毛でおヒゲでタトゥーゴリゴリに入った海外勢*1が多数降り立つ光景…税関職員があー今年もそろそろけん玉のあれかー、とか言ってたりしてな…

そんなの見たすぎるだろ。

お待ちしております。全力でお・も・て・な・す!!(流石に古過ぎ…)

 

②公式トリックの変遷

level1〜12まで各10個ずつ、計120個ある*2KWCのトリックリストは最新のトレンドを取り入れながら毎年7割近くが入れ替えられ、進化し続けている。

そんなKWCトリックの流行り廃りを、トリックの種類別登場回数を数値化してグラフでビジュアライズ&ランキングでリスト化してみた。
過去大会から抽選で選んだだけの2020年は除外。

去年同じテーマで分析した時はジャグ/フリップ/風車をまとめてしまってるのがどうにも筋悪過ぎた。
改めてちゃんと傾向が見えるように分類し直し、フリップもちゃんとけんフリップでカウントし直してみると…

絶対王者、月面が王座陥落!

タップが悲願の首位奪取!

ジャグの万年2位は変わらず。

みたいなストーリーが急に浮かび上がってきて自分で作った資料ながらめっちゃ笑った。

おまけで宿命のライバル対決?!

・ダウンスパイク VS すくいけん
・月面 VS 灯台

も載せておきます。

 

③けんを回すトリックの回転数の推移

たった数年で一気に高難度化が進むけん玉トリックの現状はトリックの回転数を比べればある程度可視化できるんでは?と思って数値化してみた。

折れ線グラフは回転数別の登場回数で、棒グラフは開催年ごとの回転させるトリックの回転数合計(ちょっと何言ってんのかわかんないな…)というややこしいグラフ…

2019年には採用数で3回転トリックが2回転を逆転。まだ数は少ないが4回転5回転もちょっとずつ増えてきている。

ちなみに2017年に1個だけある5回転は何とターンテーブル!正直モッティ*3意外にできる人5人もおらん気が…

モッティの人外技100回転ターンテーブル…↓

 
 
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④歴代優勝者の年齢と優勝時の得点の推移

トッププレーヤーの低年齢化はかなり顕著な傾向。
と言うかそもそも歴代優勝者は全員10代!
BONZとWYATTも!これが一番驚いたかもしれない…

→7/27追記:WYATTはKen Docs*4の情報によると1993年10月22日生まれだったので優勝当時21歳でした…お詫びして訂正させていただきます。
そして前述のデータのようにどんどん高難度化しているにもかかわらず、高得点化しているのが恐ろしい…

おじさんの今年の目標は54点です…ま、決勝と予選はカウント方法がそもそも全然違うけど。

 

おまけ:舌噛みそうなKWCトリックベスト10
英語版と日本語版で。

裏月→inwardlunar、灯台→lighthouseなんかのせいで結構文字数変わるんでランキングもかなり違いが。

まずこのトリックを覚えられるのがすごい。

おじさんにとって5手以上のトリックはスキル+記憶力の戦い…

 

以上、数字で見るけん玉ワールドカップー2022予習編でした!
インスタにあげたやつ、再利用しただけー!!

今年は誰が優勝するんだろう…
個人的にはずっとYASUくん推しなので、初の2連覇が見たい!!
まだまだ伝説は序章…ようやく本編第一章ぐらいの気持ち。

…しかしKROMはYASUくんのプロモデル出すの遅すぎじゃない?
いくらなんでも遅すぎじゃない?
遅いにもほどがあるんじゃない?(しつこい)
プロチームに入るのも遅すぎたぐらいだと言うのに…(まだ言う)

最近あんまりKROMは買わない僕だけど、YASUくんのモデルなら話は別!
KROMのデザインはやっぱり頭一つ抜けてるしな…

きっとKWC終了と同時にドーンと発表的な?期待してます。

そして今年はオンラインだけど初参加予定!
またワールドカップ後に感想書こっと。

…が残り1週間なのに調子最悪。

肘と手首だけじゃなく、仕事で指まで痛めた…
握力が死んでいる…

はやけん玉って言うか仕事休みたいんですけど!!(泣)

*1:海外のダマーは9割男性、その内8割はおヒゲでタトゥーゴリゴリ。ロン毛は半分ぐらい?

*2:2016年まではlevel10まで

*3:そんなとこ乗る?みたいな人外トリックを数多くメイクするトッププレーヤー

*4:世界中のけん玉大会やプレーヤーの情報をまとめた神サイト