最初に瞬着を塗るべきか、塗らざるべきか。
平たくなったけん先を削るべきか、そのままにするべきか。
ダマーならけん先で悩む機会は日常的に何度も訪れる。
瞬着はここ最近ずっと塗らない派だったんだけど、
最近宗旨替えして飛行機・はねけん系の技をよくやるけん玉だけは塗る、
というマイルールにしている。
塗り始めたのはやっぱりけん先ちびるのやだな、というシンプルな理由。
全部を塗らないのは、めんどくさいのとなんとなく負けた気分になる、というしょうもない理由。
一昔前のけん玉情報を見ていると玉の根元で結び目作るのとけん先に瞬着塗るのはデフォ、みたいな風潮もあったようだけど…
それってプロダクトとして親切心に欠ける設計だよなぁ、と単純に思う。
落としたら簡単に割れる画面と、すぐちぎれる充電ケーブル(しかもUSBと互換性ナシ!)を一向に改善しないiPhoneのように。
慣れちゃうとそれのみで完結しない不完全なプロダクトだって認識できないんだろうな。
まあ、カスタム好きな人も正直かなりいるんだろうけど。
でもどうせ接着剤使うなら接着剤で後付けするけん玉キャップ、なんて商品があったら売れそうな気もするな。
下の部分にほんのちょっとだけ伸縮性があって薄くて強度がある素材で上からハメるだけだとなお良い。
…いや待て、これほとんど先っちょだけ硬いコン○ームやないか!
すいません…
あまりにもけん先が平たくなると刺しづらくなるのは間違いない。
個人的にはボーダーバランスとかはやらない(やれない…)のであまり先が平たいけん玉の必要性は今のところ感じていない。
なのでけん先はできるだけ潰れて欲しくないし、潰れてきたけん先はガンガン削って尖らせてしまう派。
当然やり過ぎるとけん玉が短くなる…
↑これはやり過ぎたやつ…
どちらも同じSWEETSのBOOSTシェイプなのに、右側は削り過ぎてめちゃ短い…
ただし、皿胴もどんどん奥に奥にハマっていってるので、実は月面がすごいラクに乗るという…
はてなのアカウントのアイコンにしてるSWEETSのV22の玉の相方だったヤツ。玉同様こちらもかなり使い込んだもんだ…
一度もけん先を削っていない左のけんとはもはや完全に別物!
マイけん先削りグッズ↓
20年以上前から使っているプラモデル用のヤスリと100均で買った仕上げ用スポンジヤスリ。
けんをちょっとずつ回しながらプラモデル用で形を整えて、最後はスポンジでツルツルに。キレイに仕上がるととても気分が良い。
実際にどんな感じになるか試しにやってみよう。
↓コレが
↓削るとこうなる
これぐらいの長さだとまだ全然違和感ないでしょ?
kenholixの専用シェイパーなんかもあったけど、最近売ってるのみないなぁ。
まぁこの組み合わせで何の支障もない。つうかプラモデル用のヤスリって今セットばっかりだな…バラだと逆に高級品ばかり…ネットで買うと余計高くつきそう。ヤスリ買うならホムセンかな。
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あと、たまにメープルでめちゃくちゃけん先が硬いことない?
ミスってもミスっても全然けん先が潰れないヤツ。
個人的には今まで30本以上購入した中で2回あった。
今使っているのだとこのFTY(430のオリジナル)がそう。↓
左側は前に買った同じモデル。並べると全然違うことが伝わるかと。
単に古い方が使用期間が長いからでは?と思うかもしれないけど、
期間は短くても使用頻度としては2本目の方がむしろ高いぐらいなのに先が全然つぶれない。
FTYの今のシェイプはルナホールあるのにむしろ月面よりガンスリ(風車)向きという面白いバランス。
ウチにあるどのけんよりもガンスリ回る。月面はやりづらいってほどじゃないけど普通。メイプルで3000円はめちゃコスパ高いしオススメ。
もう一つはWINNER KENDAMAだったんだけど、強度を信じすぎて
ガンガン使ってたらさすがに先がつぶれてしまった。
それでも他のメープルのけん玉と比べると信じられないぐらい耐久性が高かった。
大量生産品の中にも偶然木の硬い部分が使われて強度がヤバいヤツもある、ってことなんだろうけど。
シティーハンターのワンオブサウザンド的な(例えがおじさん過ぎ)。
何度失敗してもなかなか先がチビらずに凛々しく尖っているけん玉を見ているとそれだけでなんか嬉しくなる。
コイツに人格が宿っていたとしたら(想像がどうかしてる)
「俺のことは心配するな。」
「安心して何度でも失敗しろ。」
きっとそんな男前なセリフを吐くハズだ。
そして僕は
「バカやろう、いつまでも失敗ばっかりだと思うなよ!」
とか何とか言いつつ練習を続けるんだろう。(もう妄想やめれ)
けん先と言えば夢元無双の先端取替え方式、なんてのもあるけど、変えたことはない。
樹脂性だろうとやっぱり先は平らになるはなる。↓
先端を交換して同じけん玉を使い続けられるのはSDGs的な視点だと最先端かもしれない。先端だけに。先端だけに…!
ちなみにコレ(Hiroshima Like)気に入ってはいるんだけど玉の美しい塗装は実は回転が非常に見づらい。
意外と書くことあったな、けん先。
僕は細めのけん先が好き。JACのSLUGGERシェイプのどっしりした重厚なグリップ感に細いけん先、っていうバランスが個人的にツボ。
単に僕のJACがアッシュのくせにめちゃ重いだけかもしれんけど。
「けん先問題」は最終的に「ボロいけん玉捨てられない問題」へと行き着くのがダマーの業(カルマ)だ。
ゴミと言うには存在感と思い出があり過ぎる…
あのトリックを初めてメイクした思い出のけん玉(なぜこの記憶力が仕事で発揮されないんだぜ…)とか言い出すともう何にも捨てられない。
けん玉にも金継ぎ的な修復技術があれば良いのになぁ。
今日は特に何の結論もなく…ボロいけん玉捨てられない問題でまたお会いしましょう。