できた…
マテオチャンスが…できたーーーーーー!!!!
マテオチャンスて何なん?と検索してみた結果、こんなgoogleの深淵を這いずり回る零細ブログに辿り着いてしまった奇特な方がもしいたらごめんなさい。
今回クソ長いです。
お題はズバリ、一般ダマー憧れのトリック、KENDAMAUSAのプロプレーヤー、故DAVE MATEOによって生み出されたマテオチャンス!
正確には「けんフリップジャグルけんフリップジャグルとめけん」と表記するけん玉ぶん回しまくりの高難度トリック。
いかにして40代半ばでけん玉始めた老眼のおっさんがGLOKENけん玉検定最終最後の難関トリック、マテオチャンスをメイクできたのか。
気が付けばブログ開始から明日で1年じゃないか…
気合を入れて全力で書こう。
ちょっとでもけん玉やマテオチャンスというトリックに興味があればぜひ最後までお付き合いください。
そもそもマテオチャンスは今年の目標の一つだったのだが、こんなに早く手を付けるつもりはなかった。
しかし今月6日に10ジャグけん*1をメイクしてからやっぱり次はマテオチャンスだよな…とベタなことを思い練習してきた結果、なんとこちらも3月中にメイク!
本人が一番驚いたよ!
たった3週間でマテオチャンスをメイク、なんて自慢話をするつもりはもちろんない。
マテオに先立つフリップもジャグもどちらもヘタクソ過ぎてなかなか上達しなかった僕なので。
けん玉始めて2年半、毎日コツコツ練習してきたことすべてがちょっとずつ積み重なってこのたった4秒間のトリックに結実したんだと思う。
今回マテオの為に試してみた練習方法や気付きはすべて言語化して残そうとは思うのだけど、正直まだ初メイクしたばかりの僕が解説するには荷が重い難易度だ。
たった4秒ほどで終わるトリックなのに細かいコツが山ほどある…
それでも、なんせブログのタイトルにも使わせてもらっているぐらい、特別な思い入れがあるトリックだ。
ここはひとつどこまで言葉で伝えられるかチャレンジしてみたい。
それがこのブログのコンセプトでもあるし。1周年だし!
少しでも誰かの参考になることを祈りつつ。
さっそくいってみよう。
マテオチャンスのポイントは大きく3つ!
細かいコツが山ほどあると言ったそばからうさんくさいビジネス記事風に3つにまとめるよ。
①フリップとジャグの使い分け
いきなりそれができたら苦労せんのじゃーい!みたいやポイントやんけ!
②リズム
また抽象的なヤツきたな、おい!
センスのあるやつはわかるってか?ああ?
③ジャグけんの精度
わかっとるわ、クソがー!
それができたら誰も悩まんわい。ヴォケ!!
以上、1年前の僕が聞いたら…という想定でリアクションしてみました…
えらく口悪いね、この人。
こんな説明でマテオできたら誰も苦労しないよね。
マテオのコツはいっぱいあるけど、大別するとこの3つが僕的にしっくりくるので、ここから細かくブレイクダウンしていくと分かりやすいのではないかと思った次第。
ちゃんと説明するから怒らないで!1年前の僕!
まず一つ目。
①フリップとジャグの使い分け
より細かく言うと、「フリップとジャグのけんの回し方」の使い分けだ。
【けんの回し方の違い】
・フリップ:親指ですべり止めと中皿のフチの間あたりを弾いてけんを回す
フリップ後もフリップ前と同じ場所でキャッチできるのが理想。
マテオのフリップは2回とも通常のけんフリップ同様水平に近い状態で下に弾くイメージ。
けんが縦に近くなるほどジャグにいくためにけんを下げる為のタイムラグが増えて余裕がなくなる。
【フリップ参考画像】提供:yuki_kendam
・ジャグ:肘を支点に軽く腕を振り手首のスナップで回す。
肘を支点に、というのが完全に僕個人の感覚の言語化で、今まであまり聞いたことがない。
以前ご紹介したrusst_dama0818(ラスト)さんのジャグ解説通りの動きを再現しようとするとそうなっただけなので結果論に近いけど。
一番近いのはフライパンを振る動きな気がする…
フライパンでも腱鞘炎になるって言うしな…(遠い目)
またはラーメンの湯切りの逆の動き?
いや、余計わかりづらいか…
ジャグに関しては手首手首言われることが多いけど、手首を正しく使おうとすると、肘を支点にほんの少し腕を振ることがスタート地点になると思う。
1.肘を支点にやや腕を下げ、手首は更に下げる
2.腕を上に振り、水平に近い位置で手首のスナップでけんを投げる
腕の振りを水平の位置で止めようとすると自然と手首のスナップで投げることになる。
というのは10ジャグ練習中の気付きだったのだが、いや、これ結構な発見だったかもしれない。ぜひお試しあれ。
【ジャグ参考画像】提供:yuki_kendama
②リズム
とにかくたった4秒間のこのトリックは普通に練習しても、脳みその命令がけん玉の動きに追いつかない。
やることが多すぎんのよ…
【マテオチャンスの動作分解】
細かく分けると13個もやることあんのよ、マジで。
自分で書き起こしてちょっと引いたわ…
もちろんわざと細かく書いている部分はあるけど、こんなの毎度考えながらやれるわけがない。
考えなくても身体が動くようにする為にはマテオチャンスのリズムを身体に叩き込む必要がある。
そしてそのリズムを効率良く身に付ける為にマテオチャンスを上記の表通り3つの工程に分けて認識するのがオススメだ。
マテオチャンスは
「フリジャグ→フリジャグ→けん」ではない。
「フリップ→ジャグフリ→ジャグけん」と脳に刷り込んで欲しい。
これが今回一番言いたいことかもしれない。
いや、何がちゃうの?と思う人もいるかもしれない。
これが実は大違いなのだ。
そしてこの分け方だと脳が認識することが大事。
この分け方の一番のポイントは1回目のジャグと2回目のフリップをセットにしているところ。
何より「ジャグからのフリップ」こそがマテオの最難関ポイントなので、セットで身に付けた方が断然効率が良いのだ。
初手の後のジャグに入ったらオートマティックに次のフリップまでがセットで作動するイメージで。
初手は引き上げながらフリップ、
次が今説明したジャグフリ、
そして最後がジャグけん。
この分解が個人的に一番リズムを取りやすくてしっくりきた分解だ。
③ジャグけんの精度
先ほどの分解説明の通り、マテオの最後は結局単なるジャグけんなのだ。
いや、最後をいかに単なるジャグけんにできるかどうかがポイントだ。
最後のスパイクの時にけんの持ち方が変だったり玉が回転しまくって運ゲーになってしまったりするのはこれ即ち、最後が単なるジャグけんになっていないのだ。
2回目のフリップから最後のジャグまでに余裕がないと、玉を弾いてしまったりけんの回転が足りなかったりして失敗する。
余裕がないジャグけんなんてものを練習するより、
・2回目のフリップのキャッチまでの精度を上げる
・ジャグけん自体の精度を上げる
という要素に分解した方が筋が良いように思う。
とは言えジャグけん、いやジャグ自体がそもそも高難度トリックなので、こちらは別途ひたすら練習しないといけない…
最後は単なるジャグけんだからこそ、メイク率を上げたい、あるいはクリーンに決めたいなら「ジャグけんの精度」はそもそも絶対条件だと僕は思う。
この辺、だいぶ認識が違う人も多いかもしれない。
割と最初は2~3ジャグ大皿ぐらいできれば穴コンできなくても運で刺さるよ、みたいに言う人もいるし、実際僕もそうアドバイスされたことがある。
だからこれは僕の個人的なこだわりに近い。
マテオチャンスというカッコ良いトリックのメイクを目指すなら
クリーンな理想形を目指さないともったいなくないか?
というこだわりだ。いや、お前のメイク動画全然クリーンちゃうやん、という非難は当然あるだろう。
ここに載せた僕の初メイク動画は猫背丸出しだし、最後のジャグのけん投げるの早すぎだし、玉を前に投げてるから足動いちゃってるし正直理想には程遠い。
もっともっとクリーンにメイクしたい。カッコいいの撮りたい!
だから「ねばならない=must be」なんて言うつもりはなく、僕自身の「こうありたい=wants to be」を押し付けているだけだ。
せっかくマテオチャンスなんて難しいトリックを練習するならそこ目指した方が楽しいと思う。本当にあくまで個人的な意見だけど。
だからとりあえずのメイクを目指す人を否定したいわけじゃない。
そもそも僕のメイクがとりあえず初メイク、のレベルだし。ちょっとずつ階段上るのは全然アリ。
でもゴールは絶対カッコいい理想形を描いて練習しようよ、ってだけの話だ。
だからジャグけんの精度アップは必須だと改めて言っておく。
で?結局ここまで読んでも全然マテオなんてできる気しないんだけど?
あ、いかん。1年前の僕がまた荒ぶっている…
ここからちゃんと具体的なマテオの練習方法について書くから!
個人的に効果的だと思ったのは下記3つ。また3つ!ホンマか?
①目標とする人のマテオ動画を観まくる
いきなりけん玉持って練習しちゃダメ!これは本当。
まずは上手い人の動画を観まくること。要するにイメトレ。
リズムを覚えるにはコレが最も効果的。
フリップ、ジャグフリ、ジャグけん、それぞれの工程でどのタイミングでどんな動きをしているのか。
繰り返しスローで何度も何度も何度も確認しよう。
僕は先ほどから素材として使いまくっているyuki_kendama(ゆうきさん)の動画をマジで300回は観た(ご本人の了解取って使わせてもらってます。スペシャルありがとうございます)。
歴1年ちょっととは信じ難い驚愕のセンスとスキルの持ち主だ。
観まくって観まくって最終的には脳内で再生できるレベルまでいければベスト。
ただし、僕の場合はジャグでこれができるまで半年以上かかった。
脳内でジャグの動きを再生するだけで、だ。
マジで…ぶっちゃけこのセンスのなさには自分でも引く。
もちろんその間も実際にジャグの練習はしてたけどさっぱり上手くならなかった。
頭で理解できていないものを身体が再現できるわけがない。
当然マテオなんて複雑なトリックを脳内で正確に再生するのは本当に難しい。
もはや具現化系の念能力の修行に近い…
出典:富樫義博/HUNTER×HUNTER13巻 123ページ
しつこくやってたら実際に夢の中でマテオの練習してたこともあった…
でもこの脳内再生がやれたら絶対にマテオメイクに近づくと思う。
思い描いたことは必ず実現する。
あ、やばい自己啓発臭…!
抽象的かつありきたりなJ-POPの歌詞みたいなこと言ってすんません…
具体的に思い描けることは実現する可能性が高い。
だな、正しくは。
上手い人の動画を正確に脳内で再生できる=具体的に思い描ける
なので、マテオに限らずこれができればトリックをメイクできる可能性は上がると思う。
トレフリップが難しいのはあの縦横回転を凡人の脳内では再生できないから、ってのはあるよな…
完全に余談だけど。
②マテオ素振り
これも言ってみればイメトレのバリエーション。
①で見本動画観まくって覚えたリズム、タイミングで実際にけんを持ってその動きをトレースしてみる。
SWEETSKENDAMASのジャグhow-to動画でjoshuaflowgroveが推奨しているやり方=玉は投げずに左手に持ってタッチするだけ、でやってみるのがオススメ。
この動画はジャグのみなので、マテオの場合だと、
1.けんだけ持ってフリップ
2.ジャグの投げ方でけん投げる
3.けんが空中で回っている間に左手に持った球を右手でタッチ
4.けんキャッチ
5.2回目のフリップ
6.※2~4の繰り返し
これで最後のスパイク以外、マテオの動きになる。
大事なことは①で体に叩きこんだリズム通りにやること。
イメージ通りになるまで何度でも動画を確認してタイミングをすり合わせる。
素振りならマテオ最大の難関であるジャグからのフリップ(回転の使い分け)もすぐに結構それっぽくやれるようになる。
もちろんそれで調子に乗ってすぐに玉ありで本番やってみたらグダグダになる人がほとんどだろう。
でもひとまず無心にこれをやっているとマテオのリズムが身体に染み込んでいき、マテオができる自分をイメージしやすくなる。
素振りならできる=「マテオの動きを自分の身体が再現できる」ことの証明だ。それが自信につながり、最終的なメイクにつながりやすいと思う。
僕はこの後の本番練習に入った後も繰り返しフォームやタイミングを確認する為にやり続けた。
③分解練習
当たり前だけどやっぱり複雑なトリックほど有効な練習方法はこれ。
正直この部分の説明は既存のマテオhow-toとそんなに大差ないかも。
先ほどの分解説明通りに練習すると効果的だと思う。
・フリップジャグ大皿(またはジャグけん)
主に初手の「引き上げ+フリップ」からスムーズにジャグへ移行する練習。
玉を胸あたりまで高く上げつつフリップは腕を水平近くに保って低くキープするのが本当に難しい!
玉は上にあげるのにフリップは下に弾くってどゆこと?ってなる…
コレは手首の使い方が本当に重要。
真下に向けたけんをクイッと手首使って上に向けて水平近くになった瞬間にフリップする。
力抜いてリラックスしてないと手首がしならず、リラックス状態のち○この高さほども上がらない。
もうただただシンプルに難しい。
手首は振り子の動きを意識して、けんを真下に向けた反動を利用して水平まで上げるイメージが大事。
つまり、初手のフリップは肘を支点に腕を振るジャグの回し方に近い。
違いは水平になった時にわずかな手首のスナップと共に親指を下に弾くこと。
ジャグの玉投げはマテオバージョンで頭のてっぺんぐらいの高さを意識できるとなおいいが、2回目のフリップ抜きだと結局全然感覚変わるのでひとまずは気にしなくても大丈夫。
最初はジャグ大皿で十分。ある程度ジャグできる人は最初からジャグけんでもOK。最後のフリップからのジャグけんの練習にもなる。
【チェックポイント】
・初手の玉引き上げが胸の高さまで上がっているか
・フリップは水平に近い状態でキャッチできているか
この2点がクリアできればこの工程は合格点!
・ジャグフリ大皿
先に書いた通り、「ジャグフリ」がマテオ最大の難関。
難しいのはジャグの回転はコンパクトにしつつ玉は優しく上げるところ。
けんを速く回そうとすると動きが忙しくなり、
玉のキャッチから投げるまでも雑になってしまいがち。
2回目のジャグまでの余裕が欲しいから玉を高く上げようと思って力も入りがち。
力が入り過ぎると玉のスピードが速くなり過ぎてフリップうまくいっても結局次のジャグまでの余裕が生まれない…
玉を高く上げたら腕も高く上がってしまいジャグのキャッチが縦に近くなってしまうこともある。
そうなると次のフリップのキャッチも縦になってしまい、最後のジャグの為にけんを水平より下に持っていく為のタイムラグの間に玉が落ちる…ああ、難しい!
マテオの練習をしているとこういう二律背反に出くわすことが多い。
いぢわるだな、もう…当然フリップの回転も速くないとダメだ。
ジャグの回転スピード、玉を投げる高さと力加減、フリップの回転スピード、一つずつ攻略していこう。
最終的にこのジャグフリに関しては「1動作」だと思ってセットで体に刷り込むのが有効だと思う。
【チェックポイント】
・ジャグフリのけんキャッチまでを1セットでリズムよくできているか
・ジャグの玉投げが頭のてっぺんぐらいまで高くかつ優しく上げられているか
・ジャグ、フリップ共に水平に近い位置でキャッチできているか
この3点がクリアできればこの工程は合格点!
自然と次のジャグまでの余裕が生まれているはずだ。
慣れてきたら最後のジャグも入れてジャグフリ+ジャグ大皿に。最終的にジャグフリジャグけんまでメイクできたらもうほぼマテオ。
・2ジャグけん
マテオの最後が単なるジャグけんなのは先述の通り。
ただし、単なるジャグけんなんて簡単に言えるトリックではそもそもないし、フリップからのジャグけんは1ジャグけんより、そして2ジャグけんよりもちろん難易度が高い。
最後のジャグけんのためには2ジャグ以上からけんに刺せるスキルがあった方が望ましい。
ただし1ジャグから2ジャグへの壁は本当に高い…
僕はマジで半年ぐらいかかった。ただし、その時はほとんど自己流でいろんなコツや練習法を全然知らなかった。非効率過ぎ!
先ほどご紹介したラストさんのジャグ解説は必見!
「慣れ」だの「紐なしでやる」だの「お手玉から」だのコツじゃないだろ、それ!
みたいな今までのhow-toに不満がある人には絶対光明となり得るはず。
ジャグは絶対的な練習量が必要なトリックだけど、練習量と同じぐらい大事なのは、
「どこが良くなかったのか」を常に意識して練習することだ。
練習の質 × 練習量 = 上達度
この公式にケチ付けるひとはいないだろう。質が低いとなかなか成果につながらないし、マイナス(間違った練習法)だとどんどん下手になるわけである…
そのリスク回避にもラストさんの解説は役立つ。もちろん最初からすべてのコツを実践するのは不可能に近いので、まずは一つ二つ意識するコツを決めてちょっとずつ増やしていくのがオススメ。
肘と手首への負担がかなりあるトリックなのでオーバーワークにはご注意を。
僕の腱鞘炎は今正直かなりひどいことになっている…
【チェックポイント】
・最後まで足の位置が動いていないか
・狙って穴コンできているか
細かいコツは山ほどあるけどクリアすべきポイントは主にこの2つ。要するに単なるジャグけんのポイントだよー。だってジャグけんだから。
マテオチャンスインスパイアの極北、国境を越えてけん玉界に衝撃を与えた珍技、マタオチャンスの生みの親、オンラインけん玉練習会ourparkでも一緒にけん玉やっているgenya_yokocho(げんさん)はフリップジャグけん、ジャグフリジャグけんの2つをそれぞれ何百回と練習してマテオができるようになった、と言っていた。
毎度しつこいですがourparkについては過去記事参照↓
珍技、マタオチャンスはこちら↓
マタオの最後の穴コンもこういう地道な練習で身に付いたのね…
ただ僕は偉そうに言う割に分解練習に関してはほとんどやっていない。
先述の通り、何度も②で正しい動作を確認してから実際に本番のマテオ練習をする、
を繰り返し繰り返しずっとやっていた。
理由としてはそもそもマテオの練習以前にジャグけんを(肘が)死ぬほど練習してそれなりに上達していたのと、ヘタではあるが初手のフリップが5回に1回程度は良い位置で取れていたので、優先課題が明確に「ジャグフリ」一つに絞れたからだ。
むしろ今後メイク率を上げるための「ジャグフリ」だけ分解練習やろうかな、と思っている。
…とここまで書いてから気付いたんだけど、マテオってほとんど膝使わないな…
最後のジャグけんだけ刺す位置合わせる為に膝で調節するぐらい。
これは個人的な意見だけど、あんまり膝使わない人のマテオの方がクリーンに見えるんだよなー。
ジャグは単体だと本当に膝使わないし。
ま、これは意見が分かれるところかな。
膝使った方がタイミング取りやすい人はいると思う。
これで今僕が言語化できるマテオのコツは全て洗いざらい吐き出した。
マテオマテオ言い過ぎてマテオがゲシュタルト崩壊寸前。
DAVE MATEOについて知りたい方はこちらの過去記事もどうぞ↓
マテオチャンスなんて高難度トリックを練習する人はそもそもセンスがある人が多いと思うので、どこまで需要があるかわからない。
ただ少なくとも既存のマテオhow-toだけではわからない、練習方法以前の理論やコツを知識として理解する内容にはなっていると思う。
ジャグやマテオがまったり勢とガチ勢を分ける壁みたいになってるのが個人的にもやもやしてる部分だった。
これって実は先入観による偏見なんじゃないか?なんて思っていて。
要するにストリート系のけん玉トリックって歴史が浅いので練習法や指導法が確立されてないだけじゃないかって。
成長速度に差はあれどジャグやマテオって、「トリックのコツの言語化」と「練習方法の具体化」である程度誰でも身に付けられるトリックなんじゃないか、とけん玉界に一石(かなりの小石)を投じてみたくなったのだ。
もちろん、2回転だの3回転だの、間にインスタだのゴーストだの入れだしたら流石に才能の部分でけぇよ、って話だけど。
お前の練習法が正解のつもりか?たった1回メイクしただけで調子に乗んなよ、と思う人も多いだろう。
実際2回目のメイクには30分かかった…マジで難しいわ、マテオ…毎日マテオなんてやってる人を本当に心から尊敬する。
僕がやったら1週間で肘が再起不能になるかもしれん。
だから正直言うと自分以外の人にこのコツや練習法が本当に効果があるのかはわからない。
でも僕以外の人に実際やってもらわないとその結果も出ない。
そう、これは実験だ。被験者、求む。
いつかこのブログを参考に練習したらマテオチャンスがメイクできました、
なんて人が現れたら最高だなー。
子どもと一緒にやるつもりで買ったけん玉にまんまとハマって
マテオチャンスなんて名前のトリックに魅せられて
けん玉のブログなんて酔狂な代物を書いている僕にとって…
それは何よりのご褒美に違いない。
そして勝手に名前を使わせてもらっているDAVE MATEOへの恩返し、あるいは罪滅ぼし?になるだろうか…
良いこと言い過ぎたかな。
もちろん自説の有効性を証明したい、なんて欲望はちゃんとある。
だけど不惑を過ぎて強くなってきたのは世の中の幸せの総量をほんのちょっとで良いから増やしたい、という割と真剣な思いだ。
この「幸せの総量を増やす」って言い方、誰の言葉なのかも忘れたけど、すごく好き。
利己と利他って共存できるんだ、って思って。
誰かの幸せが誰かの不幸につながるようなゼロサムゲームにはうんざりしかない。
戦争なんてゼロサムゲームですらない。マイナスにしかなんないからマジで嫌い…
僕は僕の幸せのために周りの人にも幸せでいてもらった方が気楽なんだがなぁ。
頭も体もにぶっていくだけのおじさんが握るべきなのは権力じゃなくてけん玉だよ!
なんか取っ散らかった話しちゃったよ…けん玉のブログで…
ふう、キーボード打ち過ぎて今度は手の甲が痛ぇ…ほぼ1万字も書いちゃったよ。読んでくれてる人が途中で挫折してないことを祈ります…
あと最後に一番の恩人に感謝を言っとかないと…
僕がマテオチャンスという奇妙な名前のトリックを知った時、あなたはもういなかった。
だからマテオチャンスをメイクした時にインスタでメンションなんてしていない。
そこにあなたはいないから(千の風かい)。
でもやっぱり報告したい。あなたのおかげでけん玉がめちゃくちゃ面白くなったよ、と。
Hi Dave,I finally got your original trick named Mateo chance.
Thank you so,so,so much!
SPIKE HARD,CATCH LOW!(これ一回言ってみたかった!)
届いてるといいなぁ。
*1:絶対KWCトリックリストのレベル設定はおかしい…マテオの方が数段難しいイメージ