誰に頼まれたわけでもなく、誰に読まれるあてがあるわけでもなく始めたこのブログ、気がつけば1周年…
はやっ!マジでか!
いつの間にか読んでるよー、なんて言ってくださる方も増えて何とか続けられております。
さて、今回はそんな当ブログの今までを振り返ってランキング形式でその舞台裏をぶちまける、というよくある再利用企画(ツッコまれる前に自らツッコむスタイル)。
更新が遅いことを揶揄されることもあるけど、いやこんなに大変なんだよ!と勝手に選んで勝手に苦しんでいる様をお届け。
・仕事より頑張ったベスト5
書くのに時間も手間もかかりまくった記事たち。
会社の人に見つからないことを祈りつつ。
・マイベスト5
シンプルに個人的なお気に入り。
の2つのランキングで紹介させていただきます。
本人的にはお気に入りだけどあんまり読まれてないのとか結構あるから…
では早速。
【仕事より頑張ったベスト5】
第5位 左手(あるいは右手)の話
読んだ人の中にはこの記事のせいでけん玉人生を狂わされたとかもうこれを読む前には戻れないとかいろいろ物議を醸したテーマ。
100人分の左手を動画観て分類するのが単純にやっぱり大変だったポイント。
勝手な名前考えるのは楽しいけど失礼な自覚はあったのでビビっていたポイント。
書いた当時は正直軽い気持ちでネタ的にやっていた部分は否めない。
複数ジャグの3ジャグ目あたりから僕の左手が空中で見えないお尻を触っているような謎の動きをするのはきっと因果が応報されてアレした結果なのだろう…
左手を覗く時、左手もまたこちらを覗いているのだ…
何言ってるかわからないですね、はい。
ただ、最近肘と手首を腱鞘炎で痛めてリハビリに通っているのだが、
結局どの場所を痛めようと筋肉は全身でつながっているんだな、ということがよくわかった。
手首や肘だけを痛めるのは、変な力が入って局所的な負担が大きくなりすぎている可能性が高い。
左手が無意識で動くのも変な力が入った結果、自動的に体がバランス取ろうとしてくれている結果なのかもしれない…なんてことも改めて考えた。
余計な力が入らないようにするためには、痛めた部分だけでなく、体幹を意識して全身のバランスを整えていくのが実は一番の近道なのかもな、と思いながら今日もいろんな場所をストレッチするのだった。
なんかネタ的な話をいい話で上書きしようとする邪念が漂っているな…
第4位 そして伝説へ…CATCH&FLOW2021
もう単純に決勝トーナメント全試合を時間指定して切り取るのがめんどくさ過ぎた。
週末のイベントの記事を睡眠時間削って平日に書くのはマジ大変!
迷った結果、決勝トーナメントを先攻後攻決めるジャンケンのところから入れたのは、
同じ部屋にいるのに画面にお尻向けてやってるHIGH RECEIPT.sの面々がおもしろかっただけ…
仲の良い男子って尊い…とか言ってる人は結構いそう。そろそろHIGH RECEIPT.sの薄い本あるかもしれんな…
コダマンの「SO KANADA VS NOBU.NORI」の解説を記録として後世に残せた(言い方大げさすぎ)だけで意義のある記事だったと思う。
大会終了後に審査員全員の感想戦みたいな企画があるとめちゃくちゃ盛り上がりそうだ。
第3位 マテオチャンスができるまでー最高の4秒間までの2年半ー
書いたばっかりだけど、1万字はいくらなんでも多過ぎた。
読み返すと内容も繰り返しが多いし、熱量だけで推敲がマジ足りねえ…
でも書きたかったんだ…そしてこの熱量で書けるのはきっと今だけだと思ったんだ…
来年あたり読み返したら恥ずかしかったりムカついたりしそうな気もするけどまあいいや。
マテオがもっと上手くなったら増補改訂版書こう♪そうしよう。
第2位 数字で見るけん玉ワールドカップ
内容は一瞬で思いつき、書くのに、と言うか調査と数字の資料作成に最も時間がかかった記事。
どうせけん玉ワールドカップのことを書くならGLOKENの公式サイトを見てもわからないことを書きたいな、と欲張った結果、
こたつ記事の限界に挑戦するような内容になっている。
初見のExcel関数めっちゃ使った…
参加人数の推移は単純に気になってまとめたのだが、単純だと思った棒グラフが性別と国籍の2本を同じグラフで見せようとすると結構大変だった…
グラフ作り慣れてる人なら簡単なんだろうけど。
年別にトリックの文字数を比べる、という切り口を発見した時は結構我ながらナイスアイデアとのんきに自画自賛していたのだが、同じトリックで名前が変わっているものの修正が地獄。
Excelの機能的な検索ではうまく抽出できず、ほとんどアナログな目視での確認と修正になってしまった。老眼が死ぬ!
トリックの種類ごとのカウントは、やり方調べている内にこんな関数あるんだ…と勉強になった気になっていたが、今改めて思い出そうとしてもかけらも記憶にない。
このブログが仕事の役に立つことは金輪際ないだろう。
仕事の知識は正直ブログにはちょっと役立っているけど…
ただし、これは資料としては個人的に最もダマー的好奇心を満足させてくれた。
仮説=ジャグとフリップ、月面系が右肩上がりで増加傾向
を数値で証明する資料になっているから。
そんなんいちいち数値化せんでもなんとなくわかるやん
なんて言葉でバッサリ殺しにくるのはやめて!
他にも調べたいことはいっぱいあったんだけど、検索しても過去大会入賞者のフルネームや年齢、所属チーム、得点などのデータが何もまとまっていなくてかなり困った記憶が。
そこはGLOKENさんに公式の仕事としてもう少し頑張って欲しいところ(えらそう)。
単純に知りたい。トップ10位の年齢の推移とかエグいことになってそう。
読み返してみたらdownspikeのKWCトリックリストの内幕に関する記事がリンク切れだな…アレ面白かったのに。
しかし今年何書けばいいんだろう…
第1位 けん玉あるある大全
書くこと自体はね…そんなに大変じゃなかった、と言うかとても楽しかったのだけど、
とにかくDWIラジオを聴きなおす手間よ!これがヤバかった…
年末奥さんの実家に帰省した時にずっとイヤホンで聴きなおしていたので、義理の父母は「コイツ何やってんだ」と思っていたことだろう…
そもそも定番コーナーのクセしてゲストいる時はやらなかったり、ゲストいなくてもやらなかったり、急にいっぱい読んだり、読む時間バラバラだったり…
探すの大変なんだよ!もう!
来年も同じ企画やるとしたら…絶対ヤバい。
今から毎回メモんないと!(結局やる気まんまんやん)
【マイベスト5】
第5位 けん玉の性能の言語化と数値化の話
こういう切り口=「言語化プラス数値化」でけん玉のことを語れる、と気付いたのは個人的に大きな転機だった。
ああ、こんな内容ならずっと書き続けられるかもしれない、と小さな確信や覚悟のようなものが生まれた。
そしていつかどこかの物好きなダマーにおもしろがってもらえるかもしれない、という期待も。
書き終わった時はそんな気持ちがしていたのだが、その後しばらく全くアクセスも伸びず、何の手ごたえもなく…今や本人も存在を忘れかけていたのだが…
改めて読み返すと一人でこんなことやってるダマーってちょっと…いやかなりイタい。
しかもこのためにわざわざデジタル分度器を買っているという…あんたどうかしてる。
ただ「月面限界角度」という考え方に関しては、実はあまりにも当たり前の概念過ぎてわざわざ言葉になっていなかっただけな気がしている。
月面好きなら気にして当たり前だよね?的な。
限りなく限界角度が水平に近い月面専用のセットアップを追い求めて重い皿胴と軽めのけんを別々のけん玉組み合わせて作るようなど変態月面フェチの小野寺ゴリさんあたりがきっと共感してくれるはず…
第4位 「膝の使い方」の正しい伝え方
ダラダラと長い文章書きがちな僕にしてはかなり短い記事だけど、その分言いたいことが明確でストレート。
「目と玉(けん)の相対速度を下げる」という膝の使い方はもっと広まって欲しい。
あるいは昔から別の言葉で伝えられているかもしれないが。
ただ、この使い方が一番膝を酷使するイメージ…
膝を大きく使って目を玉(けん)の横にキープできる時間が長ければ長いほど、
刺すチャンスも広がるけれど、落ち始めて時間が過ぎれば過ぎるほど、落ちる速さは上がるので膝もすばやく動かさないといけない。
「止まった時の世界」の住人になるには柔軟で強靭な足腰が必要だ…
第3位 The beginning of street kendama
フリースタイルスキーヤーだった故J.P.AuclairのDVDの付録だったというけん玉動画はストリートけん玉のルーツとしてけん玉始めてからずっと観たかったものなので、発見した時はマジで興奮した!
実はGoogleで検索したらすぐ見つかったのだが、さんざんYouTubeばかり探していた自分の検索の筋の悪さよ…そもそもYouTubeにこの動画上がってたら違法だろがよ…
好き勝手に書きたいことしか書いていないブログだけど、このテーマはちょっとだけ資料価値ありそうな記事だな、と…
2007年からたった15年でここまで進化したのか…なんて思いながら改めて観ると感慨深い。
第2位 僕がけん玉にハマる10の理由
僕がおじさんだからか(おじさんだからだよ)30代以上の年輩のダマーの方には刺さる内容ではないだろうか。
世界のA.I.ZAWAさん*1や心の師匠、russt_dama0818(ラストさん)から丁寧なDMをいただいたのは良き思い出…
書きながら、「やっぱりけん玉って面白ぇわ」と何度も思い、「自分がどれだけけん玉を好きなのか」を再確認することになった。
長めの記事だけど未読の方はお時間ある時にぜひ。初心に帰れると思います。
第1位 続・クセスゴけん玉メーカーの世界~Okendama編~
今思えば僕をオンラインけん玉練習会、ourpark*2へと導いたのはこの記事だったのかもな…なんて遠い目をしてしまう。
この記事読んでOKENDAMAを買ったからあげさんに誘われたのがきっかけだから。
2021年8月時点でOKENDAMAのrevolutionclear(レボ)に手をだしていたのは我ながら目ざとい。
しかもこの時買ったレボの玉(とアッシュのSWEETS BOOSTけん)は今も現役で僕が所有する全けん玉の一番手であり続けている。
月面が最もやりやすく、灯台が最もやりづらいけん玉として…
ただし、最近は記事にあるようにおまけにけん玉付けてくれた、なんて話はあまり聞かない。悪しからず。
今ではOKENDAMAも日本で買える*3ようになり、好きだったインディーズバンドがメジャーデビューしたような(おじさんにしか通用しなさそうな例えだな)嬉し寂しい思いを味わっている。
以上、思い出に浸る再利用企画でした!
マテオチャンスで1万字、1周年記念再利用企画とイレギュラーが続いたな…
次から通常運転に戻ります。
まだたったの1年。
たとえ老人といえども、未来に生きなきゃならんのだよ。
byジェームズ・ハリデー准将(出典:作・工藤かずや 画・浦沢直樹 /パイナップルARMY5巻232ページより)
おじさんだって未来に生きるぜ。
これからもけん玉で思いついたいろんなことを言葉にしていけたらいいな。